哀しい現実

kokoro book*kokoro*の父方の親戚夫婦があの大きな大きな津波で命を落としてしまいました。最後のお別れに行ってきました。白い柩の中で眠っているような姿。小さな葬儀屋さんのその部屋には他にもたくさんの柩がありました。白木位牌には『東日本大震災犠牲者之霊』とかかれてあり、ここにいる人達はみんなそうなのかと驚きと悲しみが一気に体に入り込んできました。残念な事にkokoro*の親戚達の住んでいた所は壊滅的と言われてる沿岸部。覚悟はしていたけれどやっぱり涙が出ます。なんで。。なんで。。誰もがそう思うのです。2人は流された家の中から息子さん達が自分達で見つけたそうです。「見つかっただけ良かった。」皆が声に出して言った事。まだまだ行方が分からず遺体安置所をめぐる人達だっている中これでもまだいい方なのかもしれない。それが今の現実なのです。本当に仲の良かったおじちゃんとおばちゃん。高齢でいたけどニコニコ穏やか。kokoro*のおじいちゃんが癌で亡くなる前、病院に泊まってた時に差し入れを持ってきてくれて不安な気持ちでいっぱいだったkokoro*を少しでも和らげようとしてくれた事がすごく思い出に残っています。なんとも哀しいお別れ。2人は最期の時まで一緒でした。2人で旅立てて良かった。寂しくないよね。ずっとずっとこれからも一緒だもんね。おじちゃんはおばちゃんのことが愛しくてしかたがなくて、おばちゃんはおじちゃんが近くにいないとダメだったから。大きな柩の隣に小さな柩。残された私達は切なくて、悔しくて、かける言葉も見当たらなくてなんとも言えない気持ちになったけど、せめてそう思うことで少し救われるような気持ちになりました。息子さんにお話を聞いて、テレビで見る光景と重なり目を瞑りたくなってしまいましたが、でも、見て見ぬふりなんて出来ない現実なんだと大勢の柩を前に思いました。これ以上の哀しみなんて生まれないで欲しいけど、現実を受け止めなきゃいけないのも事実なんですね。kokoro*の友達はなんとか無事だと連絡がとれました。祈ってくれた皆さん本当に本当にありがとうございました。輪廻転生という言葉がありますが、きっと多くの命がまた生まれてくる事を強く強く願いたいです☆゚・:,。*

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